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25年前に崩れた、ベルリンの壁

Posted by osanpoberlin on 11.2014 Information ベルリン基本情報   0 comments   0 trackback
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ベルリンの壁があったベルナウアー通りの野外展示


 ベルリンでは、11月9日にベルリンの壁後に光るバルーンが設置・飛ばされたLichtgrenze(リヒトグレンツェ=光の境界)というイベントが開かれ、日本のニュースでも取り上げられていました。
 私もそのイベントに関連して、ベルリンの壁の構造についてTwitterでツイートしたところ、かなり反響があったので、ここでベルリンの壁について非常に大まかに、簡単に書いてみたいと思います。

 ベルリンの壁ができたのは、1961年8月13日のこと。当時ドイツは東西2つの国に分かれていて、壁ができる前は東ドイツから西ドイツへ逃げる人が後を絶ちませんでした。なぜなら、西ドイツの方が経済的によかったからです。壁ができる前は、東西を行き来することができたんです。

 人口の流出をくい止めたかった東ドイツが、ある日突然壁を造りました。もちろん一般市民にとっては寝耳に水の出来事。家族や友人と離ればなれになってしまう悲劇が生まれました。

 さて、ベルリンの壁があった場所ですが、東西ドイツの国境に沿ってあったと思っている方がよくいらっしゃいますが、そうではありません。
 ちょっと複雑ですが、ベルリンは東ドイツ領土内に位置していたんです。そしてベルリンの中で、さらに東西ベルリンに分かれていたんです。西ベルリンはアメリカ・イギリス・フランスによる統治、東ベルリンはソ連統治下にありました。
 ベルリンの壁は、西ベルリンをぐるりと囲む形で壁が造られたのです。これにより、東側から西ベルリンへ逃げることができなくなりました。
 ウィキペディアに東西ドイツ分断時代の地図が載っているので、こちらをご覧いただければわかりやすいです。右上半分の薄いグレー部分が東ドイツ、左側の濃いめのグレーが西ドイツ。ベルリンは、東ドイツの中にありますよね。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/7c/Germany_Laender_1947_1990.png

そのベルリン部分だけ取り出した地図がこちら。ベルリン内でさらに東西に分かれているのがわかると思います。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/ea/Berlin-wall-map.png

 つまり西ベルリンは、周囲をすっぽり東ドイツ領土に囲まれていたわけです。ですから西ベルリン市民は、ソ連が西ベルリン側に攻撃してくるかもしれないという恐怖を常に抱いていたそうです。西ベルリンから西ドイツへ逃げる人もいたそうですよ。

 ベルリンの壁は今から25年前の1989年11月9日まで存在していました。壁が崩れるまでに、東から西ベルリンへ逃亡しようとして犠牲になった人がいたのは、みなさんよくご存じだと思います。

 ベルリンの壁は、現在は一部のみ残されていて、あとはすべて壊されてしまいました。その一部の壁を見た人はよく、「案外低いね。こんなのすぐに越えられそう」と言うのですが、当時は壁が2枚あり、その間には番犬や銃で撃たれるセンサーがあって、そこを越えるのはまず不可能でした。
 壁の構造については、以下がわかりやすいです。画面上部にある、MAUERGRAFIK部分をクリックすると、図が出てきます。図の中で、右側が東ベルリン、左側が西ベルリンです。2枚の壁の間に、いろいろあるのがわかりますよね。
http://mauerfall.berliner-zeitung.de/

P1130570.jpg
以下に紹介するベルリンの壁資料センターの展望テラスから壁跡を臨めます

 ベルリンに来て、壁のことをもっと知りたくなったらGedenkstätte Berliner Mauer(ゲデンクシュテッテ・ベルリーナー・マウアー=ベルリンの壁資料センター)に行かれることをおすすめします。
 この資料センターがあるベルナウアー通りは、以前壁があったところ。資料センターの前には、上の図にあるような2枚の壁の間の無人地帯も残っていて、資料センターの展望テラスから俯瞰できます。
 また、センター周辺のBernauer Str.(ベルナウアー通り)沿いに、壁に関する野外展示もありますよ。
(text and photo_Yuki Kubota)


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