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「森本さんトーク&ビール飲もうイベント」終了!ビールトーク公開します!

Posted by osanpoberlin on 30.2016 Feste イベント・お祭り   0 comments   0 trackback
 えー、こんにちは。おさんぽベルリン隊員のライター久保田です。
 前回緊急告知した「おさんぽベルリンpresents 森本智子さんトーク&みんなでビール飲もうイベント」、26日に楽しく終了しました!
 当日は満員御礼(参加者全員女性!)だったので、森本さんの貴重なトークをブログ上でおすそ分けしますね!

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かんぱ〜い! 全員女性でガールズ(?)パワー炸裂!


 当日はベルリンにしては珍しく、少し蒸し蒸しした空気。集合時から既に「ビール飲みた〜い、今すぐ飲みた〜い」と叫びつつ、みんなで会場のエッシェンブロイへ。

 木陰に取ってくれていた予約席にずらりと並び、まずはビールでかんぱ〜い。ここのビールは本当に何でもおいしくてハズレなしなんですが、私は特にピルスがいいと思うんですよ。フレッシュで無濾過の味わいがあり、苦すぎない。……と語ったせいか、みんなピルスを注文。

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木陰のベンチで気持ちよくビールのお勉強


 森本智子さんは、日本で「ドイツ食品普及協会」を立ち上げ、ドイツ食品を日本に広めることに尽力されています。そのためにビールの勉強も欠かせないとして、ドイツのドゥーメンス・アカデミーでビアソムリエの資格を取られました(←日本人初)。

 森本さんは、みんながピルスを手にしているのを見て、まずはその説明から。

 森本「ピルスはチェコのピルゼンが発祥地。でもそれを作った人はドイツ人でした。昔のチェコビールはまずく、当時バイエルンのビールは評判が高かったので、バイエルンから醸造家を呼んでピルゼンで作らせたのがピルス(ピルスナー)です。バイエルンは硬水なのでビールの色は暗めになるんですが、チェコは軟水なために水色が黄金色になり、これが人気となりました」

 なるほど〜。ちなみに今は水の硬度は機械で調整できるので、ドイツでも黄金色のビールがあるのは、みなさんご存じの通りです。こんなふうにね。

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これがピルス。ほんっっっと、おいしいんです! ちなみにロゴはオーナーの横顔


 そして参加者から質問。
 Q.「ラガーとピルスはどう違うんですか?」

 森本「ビールは発酵の仕方によって、”下面発酵”と”上面発酵”の2つに大きく分けられます。ラガーは下面発酵ビールを指します。上面発酵ビールはエールといいます。ピルスというのは、ラガーの中のひとつのスタイルですね。使用する酵母によって、上面発酵か下面発酵になるかが決まります」

 Q.「エキスポートというのはどういうビールですか?」

 森本「エキスポートはもともと輸出用に作られたビールで、輸送中でも品質を安定させるために、アルコール度数が高めです。輸出といっても今のように海外への輸出ではなく、当時はドイツ国内で輸送するぐらいでした」

 Q.「ビール純粋令はドイツすべてのビールに当てはまるんですか?」

 森本「純粋令は『ビールは、モルト・ホップ・水・酵母のみを原料とする』という内容で、バイエルンで生まれました。ドイツ国内の純粋令の状況は州によって違いがあって、本場バイエルンは厳しく、北部ドイツは比較的ゆるやかです。
小麦ビール(ヴァイツェン)やベルリーナー・ヴァイセ、ゴーゼ(ゴスラー発祥のビール)などは、純粋令的には微妙なんです。たとえば純粋令ができた当時、小麦ビールはまだ存在しませんでした。当時小麦はパンにするためのもので、ビールに使われるようになったのは、もっと後の話なんです。
今ドイツでもクラフトビールがはやっていて、純粋令に当てはまらないビールを造る人もいます。その場合は『ビール』という名前でなく、たとえば『○○ペールエール』とか、そんな名称で販売しています」

 ……と、こんな感じで、ビールの蘊蓄を学びました。

 その後はエッシェンブロイのご厚意で、醸造所を見学! 森本さんの通訳により、麦汁を作る仕込みタンクや発酵タンクを見せてもらいました。ビールってこうやってできるんだ! って何となくわかったと思います。
 エッシェンブロイさん、ありがとう!

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小さな醸造所。ここで麦汁を仕込んでいます

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こちらは酵母を入れた発酵タンク。これは下面発酵ビールですが、酵母を入れたばかりなので、まだ酵母が上に浮いています

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ホップの香りをクンクン。わぁ、さわやか〜


 そしてイベントはフツーに飲み会と化し、夜へと突入。私はちょっと用事があったのでお先に失礼しましたが、ずいぶん遅くまで盛り上がったみたいです。

 私がこのイベントを急遽思いついたのは、森本さんがベルリンにいらっしゃると聞いたから。森本さんは日本でビールトークを開いていらっしゃって、その内容を私も聞きたいなーと、常々思っていたんですね。
 せっかくベルリンにいらっしゃるのなら、森本さんと個人的に会うよりも、イベントを開いてみなさんと一緒にビールについて学べたらいいなと思ったんです。

 今回のイベントを企画して、私がベルリンにやって来たばかりの頃を思い出しました(もうかなり前ですが)。当時私は友人と盛り上がって、1日限定カフェというのを知人のギャラリーを借りて開いたんです。

 単なる思いつきでも、周囲の人に話せば面白がってくれて、実現する。日本では難しそうに思えることでも、ベルリンでは行動に移せば実現できる。ベルリンに来た当時、そう思えたんです。そして私はこの街がさらに好きになりました。

 その時からもう10年以上過ぎましたが、ベルリンのそうした魅力は今も変わっていない、と今回改めて実感しました。
 森本さん、ご協力いただいたみなさん、そして参加してくださったみなさん、どうもありがとうございました。
(text_Yuki Kubota photo_おさんぽベルリン写真部)


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