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創設100周年、バウハウスの影響をたどる写真展 {Bau 1 haus バウ・アインス・ハウス}

Posted by osanpoberlin on 30.2019 Museen/Galerien ミュージアム・ギャラリー   0 comments   0 trackback
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 絵画・建築・工芸など総合的な芸術学校だったバウハウスが、ドイツに創設されて今年で100年。学校自体はわずか14年間しか存在しなかったにかかわらず、今もなお世界中に影響を与え続ける存在です(バウハウスについての詳細はググればたくさん出てきます)。今年はドイツ各地で記念イベントが行われています。ベルリンでもイベントが各種予定されていますが(ドイツ全国のイベントについてはこちらを参照ください→https://www.bauhaus100.de/en/)、先日写真展 “Bau 1 haus”に行ってきました。

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撮影時のストロボ・三脚は使用不可です。

 これはベルリン在住写真家Jean Molitorによる作品展で、バウハウス関連建築と、バウハウスが影響を与えたであろう世界各国の建築写真が展示されています。撮影された都市はヨーロッパ内にとどまらず、アフリカ、アジア、アメリカにまで渡り、バウハウスの思想がいかに広く影響を与えたかがわかります。写真は正統的な撮り方というんでしょうか、奇抜なアングルなどは一切なく、それがとてもいいと思いました。建造物そのものがストンと撮られているので、シンプルでムダのないバウハウス建築を堪能できます。私はそういう建築写真が好きです。

 シュピーゲル誌にこのプロジェクトに関するインタビューが載っていましたが(記事はこちら→http://www.spiegel.de/kultur/gesellschaft/jean-molitor-fotografie-interview-ueber-sein-bauhaus-archiv-a-1243599.html)、それによると実際にあった電線など、建造物の妨げになるようなものはパソコン上で排除しているそうです。建造物そのものがこの写真の目的で、リアルなストリート写真が意図ではないとのこと。その考えもわかります。

 この写真展は、なんと入場無料です。開館時間内なら誰でも入れます。場所はWilly-Brandt-Haus(ヴィリー・ブラント・ハウス)。SPD(社会民主党)本部の建物ですが、一部が展覧会会場になっています。

 入場するときは、正面入口から。入ると左手に窓口があるので、そこで身分証明書を提出すると(その場で返却してもらえます)来館者バッジをもらえるので、それを身につけて入場します。

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会場のWilly-Brandt-Haus。こちら側が正面入口。この建物もいいんですよねえ。

 会場は地上階(日本の1階)と、3階(日本の4階)の2ヵ所。3階に行くには正面に2基あるエレベーターかその間の階段を上るのですが、これが私にはかなり恐怖で……。じつは高いところが苦手なんです。子どもの頃は全然平気だったのに、大人になったらいつの間にか高所恐怖症になっていました。エレベーターはガラス張りで、吹き抜けのホールをシューッと上っていくんです。怖いのなんのって……(高所恐怖症でない人にとっては何ら怖くないんでしょうけど)。

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会場正面にガラス張りのエレベーターが2基あります。その中間に階段。

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エレベーター内部から。丈夫なガラスに囲まれてるから安全だとわかってはいるんですが…モゾモゾ…

 3階に上がってからも高所恐怖症の人にとっての試練はまだまだ続いて、今度はガラス張りの廊下(床はガラスではないんですが)、を渡らなくてはなりません。えぇ、両側ガラス張りで景色がよく見えます。怖くて尿道をもぞもぞさせながら3階の展示室にたどり着きました。でもその価値はありました! 

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右手に見える空中廊下を渡らなければ展示室にたどり着けないんですよ。

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空中廊下はこんな感じです。ここもガラスに囲まれてるから安全だとわかってはいるんですが……。

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3階の展示室では世界各国の建造物写真を鑑賞できます

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地上階に戻る時は階段を使ってみました。やっぱりモゾモゾ……。

 ちなみにコートなどを預けるクロークが会場左手にあります。ここで重いものは預けて身軽になったほうがゆっくり鑑賞できると思います。クロークの利用も無料ですが、カウンター脇に寄付金ボックスがあるので、展覧会のお礼の意味を込めてお金を入れるのもいいと思います。

 また今回の写真を収めた写真集"Bauhaus"も会場で販売されています(46ユーロ)。記念に買い求めるのもいいですし、購入することで写真家への支援にもなると思います。


BAU1HAUS – DIE MODERNE IN DER WELT バウ・アインス・ハウス ディー・モデルネ・イン・デア・ヴェルト
会場 Willy-Brandt-Haus(ヴィリー・ブラント・ハウス) *入場無料、身分証明書を持参のこと
住所  Wilhelmstr. 140, 10963 Berlin(クロイツベルク地区)
URL https://www.willy-brandt-haus.de/kunst-kultur/ausstellungen/bau1haus/#c2794
会期 2019年1月16日−3月3日
開館時間 火−日 12:00−18:00 
休館日 月


text and photo
久保田由希(Kubota, Yuki)
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出版社勤務を経てフリーライターに。2002年よりベルリン在住。著書や雑誌を通してベルリン・ドイツのライフスタイルを発信中。『ドイツ人が教えてくれたストレスを溜めない生き方』(産業編集センター)、『ベルリンの大人の部屋』(辰巳出版)、『歩いてまわる小さなベルリン』『心がラクになる ドイツのシンプル家事』(大和書房)、『かわいいドイツに、会いに行く』(清流出版)、『きらめくドイツ クリスマスマーケットの旅』(マイナビ出版)ほか著書多数。http://www.kubomaga.com/

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どちらも(手前味噌ですが)本当におすすめのベルリンガイドブックです!


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