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カフェで、レトロかわいい東ドイツ体験 {Cafe Sibylle}

Posted by osanpoberlin on 29.2014 Cafés カフェ   6 comments   0 trackback
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この場所は元ミルクホール。当時の壁画が残っています

 東ドイツファンの方、いらっしゃいますか?
 様々な切り口で語られる東ベルリンですが、雑貨やインテリアデザイン分野でいえば、「素朴で、レトロで、かわいい」という表現がぴったりだと思います。

 「東ドイツのデザインって、どんなの?」という方は、ぜひCafe Sibylle(カフェ・ジビレ)に行ってみてください。ここは旧東ベルリン地区にあるカフェで、東ドイツ時代の日常生活を解説した展示コーナーもあるんです。店舗の前半分がカフェコーナー、後ろ半分が展示になっていて、展示だけ見てもOKです。

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東ドイツ名物Schwedeneisbecher(シュヴェーデンアイスベッヒャー)を試してみて

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50年代頃のインテリア。いま見てもかわいい

 念のため申し上げますが(ドイツ再統一後に生まれた方や、私のように歴史に興味のなかった方もいらっしゃるでしょうし)、ドイツは第二次世界大戦で敗戦して、東ドイツと西ドイツに分割されました。1990年にドイツが再統一されるまで、東西2つのドイツがありました。
 ベルリンは、東ドイツ領の中に位置していますが、ベルリンの中も東西に分断されました。その象徴が、ベルリンの壁です。
 東ドイツは正式名称をドイツ民主共和国といい、社会主義の国でした。社会主義は、西ドイツのような資本主義の国に比べて経済的に貧しかったのです。

 その貧しさが、逆に素朴なデザインにつながっているような気がします。貧しいゆえに、材質がチープだったりするのですが、逆にそれが味わいになっていたりするんですね。

 ここでは、東ドイツ時代の家電や、建築に関する展示が見られます。展示は主に、このカフェ・ジビレがある建物が造られた、50年代の東ドイツの様子です。ドイツ語表記だけなのですが、家電などは見るだけでも楽しめますよ。

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このスタンドライトも、典型的な50年代デザインです

 カフェで東ドイツ名物・Schwedeneisbecher(シュヴェーデンアイスベッヒャー=スウェーデンアイスパフェ)を食べたら、ゆっくりと展示をご覧ください。
 これは、バニラアイスにアップルムース、卵のリキュール、生クリームを乗せたパフェ。
 それがなんで「スウェーデンアイスパフェ」という名前かというと、1952年に開かれた冬季オリンピックのアイスホッケーの試合で、当時の西ドイツチームがスウェーデンに負けたらしいんです。東ドイツ書記長だったヴァルター・ウルブリヒトはそれを喜んで、自分のお気に入りだったパフェにSchwedeneisbecherと名付けたんですって。なんか、いやぁ〜な話ですねえ。でも東西ドイツは、そうやって張り合っていたんです。

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メニューは店内の壁画を使ったデザイン。レトロだわ

 カフェを紹介するつもりが、話が別の方向に行ってしまいました。宣伝で恐縮ですが、このカフェについては私の本『ベルリンのカフェスタイル』でもご紹介しています。併せてご覧いただければ嬉しいです。(text and photo_Yuki Kubota)

Cafe Sibylle カフェ・ジビレ 
Karl-Marx-Allee 72, 10243 Berlin(フリードリヒスハイン地区)
Tel. 030 2935 2203
URL http://www.cafe-sibylle-berlin.de/
営業時間 火〜水 10:00〜20:00 木・金 10:00〜22:00 土・日12:00〜22:00
定休日 なし

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いつも楽しい情報をありがとうございます。東側に住んでいるので今度行ってみたいと思います。これからも頑張ってよい記事を書いてください。応援してます。
2014.02.02 22:59 | URL | naschkatze #UmT/rzYM [edit]
博物館なのかなと思ったらカフェなんですね。
どことなく愛嬌があってチャーミングです。
DDR末期にアイゼンヒュッテンシュタットの製鉄所で、2年間働いていたのでなつかしいです。
何年かにいっぺんベルリンに行くのでカフェ・ジビレを訪れてみよう。
楽しみです。
ご著書もとてもステキですね。愛読してます。
2014.02.04 07:24 | URL | falan #aD5n/OBo [edit]
naschkatzeさん、コメントありがとうございます! 久保田です。
ぜひ行ってみてください。かなり見応えがあると思います。
応援ありがとうございます。励みになりますよ!
書きたいことはた〜くさんあるので、これからもよろしくお願いします。
2014.02.04 19:34 | URL | osanpoberlin #- [edit]
falanさん、コメントありがとうございます! 久保田です。
このお店は一見カフェで、実は展示もある、そんな感じです。
当時のアイゼンヒュッテンシュタットにお住まいだったとは、ぜひエピソードをお聞きしたいですよ。
私は昨年好奇心でアイゼンヒュッテンシュタットに行ってみたのですが、
旧東ドイツの面影は残っていたものの、きっと当時とはずいぶん違うのでしょうね。
拙著もご購読いただき、本当にありがとうございます。


> 博物館なのかなと思ったらカフェなんですね。
> どことなく愛嬌があってチャーミングです。
> DDR末期にアイゼンヒュッテンシュタットの製鉄所で、2年間働いていたのでなつかしいです。
> 何年かにいっぺんベルリンに行くのでカフェ・ジビレを訪れてみよう。
> 楽しみです。
> ご著書もとてもステキですね。愛読してます。
2014.02.04 19:35 | URL | osanpoberlin #- [edit]
久保田さんからご返事をいただけてうれしいです。
アイゼンヒュッテンシュタットにいらっしゃっていたんですね。

私も2008年に20数年ぶりに訪ねてみました。
かつての活気はありませんけど、あんがい当時の姿が残っていますね。
EKO(Eisenhuetten Kombinat Ost)にも行き、
かつての職場を見学させてもらい、当時の同僚たちとも再会しました。
その旅行記はこちらにありますので、よろしければ読んでみてください。
http://4travel.jp/travelogue/10812477
(アイゼンヒュッテンシュタット訪問記は後半にあります)

「おさんぽベルリン」これからも楽しみしています。
2014.02.05 04:13 | URL | falan #2002C0.c [edit]
falanさん、
今旅行記を拝読しました。
本当に興味深くて、私の知らない生きた東ドイツの生活があって、少し興奮気味です。
もう一度、じっくり拝読します。

私は79年〜80年に西ドイツにいたのですが、本当に残念ながら
その時にDDRに行くことはありませんでした。
今になってDDRの街に行ってみても、感じ取れるものはわずかです。
でもfalanさんの旅行記で、追体験できたような気がしました。
どうもありがとうございます。
久保田


> 久保田さんからご返事をいただけてうれしいです。
> アイゼンヒュッテンシュタットにいらっしゃっていたんですね。
>
> 私も2008年に20数年ぶりに訪ねてみました。
> かつての活気はありませんけど、あんがい当時の姿が残っていますね。
> EKO(Eisenhuetten Kombinat Ost)にも行き、
> かつての職場を見学させてもらい、当時の同僚たちとも再会しました。
> その旅行記はこちらにありますので、よろしければ読んでみてください。
> http://4travel.jp/travelogue/10812477
> (アイゼンヒュッテンシュタット訪問記は後半にあります)
>
> 「おさんぽベルリン」これからも楽しみしています。
2014.02.05 16:29 | URL | osanpoberlin #- [edit]


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